『ある男』読了〜3勝4敗の人生〜
人生、3勝4敗主義
いいことを期待するから
一敗すると、それ以外の三勝まで帳消しになった気になる。
いいことを期待せずいた方が、ちょっと良いことがあるだけで、すごく嬉しい。
消したい過去がある人が
戸籍を交換して
違う人として、生き、幸せな数年を過ごしたあと亡くなったあと、
家族と弁護士が本当の人物を探す話。
平野啓一郎の『ある男』読みました。
貫井徳郎の
『失踪症候群』を思い出しましたがあちらはミステリー
この作品は
人としての生き方に焦点があてられてます。
過去さえ消せれば幸せになれるのか。過去を知っても愛せるのか。
先にあげた
3勝4敗の人生観しかり
ところどころに
共感できるセリフがあり
読んでよかったと思える一冊になりました。
オレンジデイズ以来、妻夫木聡ファンである私は映画化が楽しみでもあります。
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