五十路邁進日記

お酒、ジム、映画、読書、野球、韓ドラが好きで、リフォームや更年期などなど五十路話

恩田陸「Q&A」読了&周りは自分を映し出す鏡

インタビュー形式で真相に迫っていく話
恩田陸って
言語化能力が高いなあとつくづく共感。
「蜜蜂と遠雷」も、本なのに音が聞こえてきて鳥肌が立ったものだ。



今回の「Q&A」娘からのブックオフお下がり。
犯人がいないのに、大量死
人の思い込み、同調圧力、安易な迎合の怖さが描かれている。
中でも
本当の私はこんなはずじゃない
本当の私を見つけ出してくれる人を待ってるの
明治も戦後も素敵な人が上にきて
180度人生変わった
という、受け身の考え方に
納得、、
失われた平成
給料も上がらず
そんな救世主をいつまで待つのかね


それにしても面白かった
原因は
人々の心理、言動にあり、
宗教のご都合主義も描かれていた
さすがです、恩田陸


思い起こせば私も
20社以上受けてやっと正社員で採用された3年前

なのに
4ヶ月で派遣社員に転職したけれども
当時
周りの文句ばっかり言っていた


50歳過ぎたおばさんを正社員で雇って、どうせ辞めないだろうと
こき使うと言うアコギな職場
そのくせ上司はサボりまくっていて常にいない状態で、全体的にルーズ
なんなんだこの会社は、と文句を言っていたら



ずっとバリバリ働き役職ついている友人に言われたのが、
20社以上落ちてそこに採用されたんでしょ
要はそういうところにあなたが必要とされたわけだよ


もう滝に打たれたような感覚
つまり自分が必要とされるのは
そういうレベルの集団だったんだと


一瞬正社員、やった!五十路でもいける!

浮かれたけれども
正社員にしとけばおばさん黙って、喜んで働くだろう
足元を見られていたわけで
それがまた本当にストレスで


今まで職場環境や人間関係でストレス感じても
私は、それなりに乗り越えてきたタイプだったのに
夜眠れなくてようやく明け方に眠れたら
朝汗だくになって起きる日々が続き
通勤電車では立ちくらみ
これはやばい、単なる更年期ではない、と思って転職活動しました


いざ派遣社員として働き出し、
雇用されたところは、新卒でも採用されたら絶対行くだろうなぁと思う規模の企業で
とてもしっかりしている


なんだかなぁのような常識に欠ける人
サボりがちな人など
違和感持つ人は
3ヶ月〜半年後にはほぼいなくなっている
わかりやすいと言えば明朗会計だけれども
常に自分もその危機にさらされているわけで、
ミスがあったら次の更新はない。
そういう意味で不公平感は全くなく、自分の頑張り次第という職場


そろそろ3年を迎えるにあたり
派遣会社に無期雇用か、
時給下がるけど今の職場に直接雇用か選択ができるようになる


定期券がいただけて
フルタイム
緊張感のある生活あと何年できるか分かりませんが
ありがたく感謝しながら頑張りたい


あの
正社員採用してくれた会社は、転職サイトで頻繁に見かける


掃き溜めの鶴気取ってるんじゃない!
と気付かされた。所詮
自分も掃き溜めのメンバーズにすぎないのだと
いい経験をした


結局周りの人のレベルは
自分を映し出す鏡で
嫌なら、抜ければいい
抜けられないからそこにいるんだ
だったら
文句言わずに働けってこと


とにかく、周りのせいにして文句言っているようでは
だめなんだなぁ
ましてや、何かを変えてくれる救世主なんて現れない。


さ明日も頑張ろ