五十路邁進日記

お酒、ジム、映画、読書、野球、韓ドラが好きで、リフォームや更年期などなど五十路話

読了「その手をにぎりたい」柚木麻子 から考える、女友達と職場の昼休みの過ごし方

「BUTTER」
以来の柚木麻子作品、これも娘のお下がりで読みました。



バブル世代には何の違和感もなく思い浮かぶことば、シーンだらけ。
「とらばーゆしよう」とか
24時間働けますか、
ワンレン、ボディコン、
金曜日夜のタクシー争奪戦
荻野目ちゃんのダンシングヒーロー

娘世代にしたら、いちいちスマホで調べるフレーズらしい


舞台はバブルが弾ける前後
銀座の高級お寿司を、初めて口にしたことから生き方が変わっていく、OLの話
とにかく
出てくるお鮨が美味しそうで、
柚木麻子さんの本は、「ランチのアッコちゃん」「BUTTER」もそうだけど、
ダイエット中には厳しい。
料理、食材の描写のみならず、テレビの食レポ真っ青の、味わいについての主人公を介しての表現が、素晴らしい。


あと、中高一貫女子校出身者だけあって女友達との関係性や人物像の描き方が、共感できること多い。
今回印象深かった一節


男女の仲に過渡期があるように
女友達も心がぴたりと合わさる時期があり、やがてその高まりは少しずつ薄れていく。


たしかに。
アイドル運命共同体ライブ友やら、
就活友、
ダブルデート友やら、
はたまたママ友、
第二子同時期妊娠友、
幼稚園ママ友、野球ママ友、などなど
その時々に同時進行する友と密に連絡取り、盛り上がることもあったなぁと。


でも、
結局
そういう一過性の共通話題、共通項がなくなっても
あえて、連絡をいま、取り合い、待ち合わせして共に過ごしたいと思うのが本当の友だと。
共通項に縛られての会話は上辺のことでも済むし、大して中身なくても盛り上がるのでね。


いま、
あえて、連絡取り合い会える友
コロナでも会いたいと思い会える友
弱った時にこそ会いたくなる友
これからも大事に育みたい関係。


以前の職場で
働いている当時より
辞めてからの方が、よく会う友がいます。
お嬢さん結婚決まり、我が家と似たような進捗状況で
迷いごとも、共通で
先日会った時、かなり盛り上がりました。
後付けの共通項が増えることもあるんだな、と。
美味しいビールに酔いしれました。



職場の昼休み
どーでもいい仕事の不満や
人のうわさ話について大きな声で話している人たち
辞めてもその関係続くのか?
お昼くらい静かに過ごしなよ!
と言いたいのを、我慢し続けて早、、、
耳に飛び込んでくる内容はくだらないし、休まらないので


いつも読書カフェ用のジャズやらボサノバ聴きながら、もくもくとお昼を食べ、本読んでもしくは韓ドラ見て過ごして午後からの勤務に備えている私


本日のメニューは朝時間なく、サラダをつめ
イングリッシュマフィンを別に持ち
その場でサンドする戦法
これ、制作時間3分以内です。
これにスープあれば充分。
サラダにドレッシングは面倒なので
きのこなど味濃いめに炒めれば、充分!

これ見よがしに大きな声で大げさに笑う集団を尻目に
黙々とお昼たべ、本読んでる私、
周囲からは、とっつきにくいかな?
まーーったく気にしないけど。



昼休みは充電時間
職場は収入を得るための場
なので気にしてません。


その場限りで盛り上がる人ほど
つながりは希薄なこと
50年も生きてればわかっているので!